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ラトビア・リガ市長が自分の足で歩いた、初めての日本

バルト三国、ラトビア共和国のリガ市から、ヴィリニュス・キルスィス市長が神戸を訪問されました!

なんとこれが初来日。神戸との姉妹都市提携50周年をお祝いしに来てくださったのです。
 
そもそも、「市長」というだけで、ちょっと遠い存在に感じます。海外の市長となるとなおさらです。リガ市長って一体、どんな人だろう?

日本で視察したいと言っていましたが、はたしてどんなことをしているんだろう。
 
ということで、キルスィス市長の初神戸訪問に密着してみました。

とはいえ、訪問の間は経済、文化、ネットワーキングまで、視察や行事がもりだくさん。そこで、3日欠かすことなく随行した記者が、印象に残った出来事を2回に分けてレポートします。

高校生が演奏する箏(こと)に興味

それは公式日程2日目のこと。
リガ訪問団の皆様への歓迎の意を込めて、神戸市はレセプションを開催しました。


 この歓迎会の会場で、神戸龍谷高校の筝曲部の部員たちがお箏の演奏を披露しました。
 
今年の7月、このnoteの記事でも取り上げましたが、リガ文化学校と交流を行っているご縁で、神戸龍谷高校の先生にご相談したところ、今回の筝曲部の出番となりました。
 
高校生のすばらしい演奏に拍手喝采。その後、おもむろにキルスィス市長、何を考えたのか?舞台に歩み出しました。

どうされるのかしら、と思ってみていると、なんと筝曲部の先生や生徒さんから直接、お箏の手ほどきを受けていらっしゃるではありませんか。
 
皆さんから手ほどきを受け、いざ、挑戦!

楽しそうな音色を鳴らしていらっしゃいました。
 
実はラトビアにも箏に似た楽器があるのです。その名もクワクレ。伝統的な民族楽器で、木製の箱に複数の弦を張ったものになります。

伝統民謡の伴奏に使われることもあるそうです。きっと親近感を覚えたのではないでしょうか。
 
遠く8000kmも離れた日本とラトビアで、意外な共通点が見つかるものですね。

歌いはじめたキルスィス市長

さらに、キルスィス市長は音楽好きではないか、と思った理由がもう一つありました。

姉妹都市提携50周年を記念して、リガからやってきた特別展 「I Ru 音の写真展」、三宮の東遊園地で行われた開会式でのことです。
 
この写真展は音楽と写真の融合した展示だったので、セレモニーの中でラトビア人の歌手お二人が、歌を披露する場面がありました。
 
まず、お二人は日本語で「ふるさと」を歌唱(余談ですが、素晴らしく流ちょうな日本語のふるさとでした)。

続いて、ラトビアの伝統曲です。
 
すると、ラトビアの曲が流れだした途端、キルスィス市長をはじめ、訪問団の皆さんが朗朗と歌い上げたのです。

さすが、「歌う国 ラトビア」。

歌うことに、躊躇や迷いが一切ありません。
 
美しい歌声が、東遊園地に響き渡りました。
 
市長の歌声は残念ながらもう皆様に聞いていただくことはできませんが、合唱団の皆様の歌やスタイリッシュな白黒写真は、今週土曜日まで、東遊園地で見ていただくことができます!

 ラトビアの風を感じに、是非お越しください。
 
次回は、「リガ市長、ズゼと感動の再会レポ」です!お楽しみに。

<この記事を書いた人>
こひつじ /市長室国際課
国際課職員。自身も高校時代、コスタリカやフィリピンに短期留学をしていたため、神戸龍谷高校の生徒達にはシンパシーを感じたとか。趣味はお菓子作りで、いつでもカフェをオープンできるよう、食品衛生責任者の資格をとった。ラトビアのおすすめスイーツは、チーズクリームが入ったシュークリームと、はちみつケーキ。

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