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変わる神戸三宮 このイラストにピンときたら…?

こんにちは。神戸市広報戦略部 係長のスズキです。

最近、三宮を歩いているとこのイラストをよく目にします。ポップなタッチと派手な色使いで描かれた三宮の地図と、そこから飛び出してきたキャラクターたち。

さんちか1番街
さんちか2番街

実はこれ、変わる三宮をみなさんにもっと知っていただこうと、神戸市と三宮周辺のお店や施設の皆さんが一緒に取り組む広報プロジェクトなんです。

先日ご紹介したとおり、震災から25年以上の時を経て、三宮のまちがいま、大きく生まれ変わろうとしています。

学生時代から「遊ぶといえば三宮」な神戸っ子の私としては、生まれ変わった三宮の姿を早く見たくてしかたありません。ただ、これまで手をつけられていなかった様々な施設をリニューアルするには時間がかかります。

その間、若い方にも三宮再整備プロジェクトに興味関心をもっていただき、一緒に応援していただくためのアイコン(象徴)的存在として、このイラストが誕生しました。

未来が待ち遠しい気持ちをみなさんと共有しながら、あちこちで工事が進み、進化していくまちを盛り上げていくことが、このイラストに描かれたちょっと(かなり?)個性的なキャラクターたちのお仕事です。

よく見ると街なかのこんなところやあんなところにも…!


さて、ここでクイズです!

みなさん、次の写真、どこだかわかりますか?

ここはどこでしょう①
ここはどこでしょう②




・・・


正解は!上の写真①が神戸マルイ、下の写真②が三宮センター街のユニクロです。


こんな方に描いてもらいました

イラストの作者は、イタリア出身のビオレッティ・アレッサンドロさん。

ビオレッティさんは現在、東京にお住まいで、企業の広告や子ども向けの絵本など多方面で活躍されているイラストレーターです。私も先日お会いしたのですが、とても気さくで笑顔が素敵な方です(日本語もペラペラでした)。

イラストの作者:ビオレッティ・アレッサンドロさん

「イラストを見たみなさんに楽しい気分になってもらえるように描きました」とビオレッティさんがおっしゃるように、三宮の未来をイメージした地図には、老若男女どころか謎の生き物(!)までもが登場し、これでもかと三宮のまちを楽しんでいる様子が描かれています。

これは、東遊園地に今年オープンした「こども本の森 神戸」です。「本の森」をイメージした建物でこどもたちが読書を楽しんでいますね(実際はこんな形ではありません。あしからず…)。

そして右下の方には、なぜか4本足の生き物が。ギリシャ神話に登場するケンタウルスですよね…?

こちらは、メリケンパークにあるおなじみの「BE KOBE」モニュメント。ほほえましいカップルや家族連れと一緒に、個性的すぎるキャラクターたち水辺に親しんでいます。もはや、誰が何をしているのか、言葉では説明できません。

先日、神戸市役所にインターンに来た学生にイラストの感想を聞いてみたところ、ある学生は「僕はこの長い人がお気に入りです」と教えてくれました。たしかに長い。かといって、登場する人すべてが長いわけでもない。うむむ、これは…??

何でもすぐ型にはめてしまう役所の人間には、到底思いつかない発想です。

このほかにも、よく見ると「なんじゃこりゃ!?」とツッコミたくなるような風景や人物が至るところに描かれています。みなさんもぜひ一度、イラストをじっくり眺めて、ビオレッティワールドを堪能してみてください。

最後に

震災からの復興を乗りこえて、「人が主役の居心地の良いまち」を目指してどんどん進化していく三宮。新たな駅ビル、西日本最大級のバスターミナル、ウォーターフロントエリアには大規模多目的アリーナなど、便利で楽しい施設が誕生します。

しかし、やっぱり主役は人。歩行者優先の広場、緑に囲まれながら憩いのひとときを過ごせる東遊園地、フラワーロード(税関線)のリニューアルなど、「歩きたくなる」「巡りたくなる」まちに向け、これから工事が本格化します。

少しご不便をおかけすることもありますが、今後ますます目が離せなくなる三宮のまちを、彼らと一緒に応援していただけるとうれしいです。

<この記事を書いた人>
係長のスズキ/広報戦略部
環境局や企画調整局などでの勤務を経て、昨年4月に広報戦略部へと配属。係長ながらも、50名近い広報戦略部の予算などをとり仕切る「番頭」の役割を担う。なので、新しい事業を進めたいと思いつつも予算をどう確保するのかを心配して、しばしばアクセルとブレーキの両方を踏んでいる(ただ、このブレーキがよく壊れている)。企画調整局にいたときにアニメ映画「攻殻機動隊 新劇場版」と神戸市がコラボする事業を担当したという異色の経歴を持つ。ちなみに、朝は「ご飯派」。ちょっとだけ神戸らしくないです。