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変わる神戸

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あの大震災からもうすぐ30年。いま神戸の街が大きく変わろうとしています。小さな変化から大きな事業まで、神戸好きのライターによる記事です!
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記事一覧

神戸・玉津の旧西区役所、移転後の跡地はどうなった?

今から2年ちょっと前の2022年2月。西区役所が、玉津町から西神中央駅前に移転しました。 中央区役所のように同じ三宮エリア内での移転とは違って、直線距離でも5km以上ある場所への移転は、かなり大きな変化です。 西神中央の新しい区役所の話題は、近隣にオープンした「なでしこ芸術文化センター」や「こべっこあそびひろば」とともに、何かと見聞きすることが多かったと思います。 じゃあ、玉津の旧区役所はどうなっちゃったの? 今日は、その素朴な疑問に広報戦略部ライターのゴウがお答えし

三宮駅の南、徒歩5分に「森」出現! 磯上公園が生まれ変わりました

ああ、緑の中に入ると癒やされる……。 どこに来ていると思います? 実はここ、磯上公園なんです!! きょう6月6日、再整備が完了した磯上公園がリニューアルオープンしました。 最近、リニューアルするものがいっぱいでテンション上がりがちな、広報戦略部ライターのゴウがお伝えします。 磯上公園の歴史公園という言葉からは「憩いの場」「樹木やベンチ」を思い浮かべがちですが、これまでの磯上公園は、野球やサッカーなどのチームが使う「グランド」でしたよね。 磯上公園ができたのは、1955

神戸須磨シーワールド、スマスイから激変したワケは?!

前身である、須磨海浜水族園(愛称:スマスイ)が完全閉園してからちょうど1年。 きょう6月1日、神戸須磨シーワールドに生まれ変わってオープンしました!! オープンに先がけた神戸市民の無料招待内覧には、500人の枠に対して35万人超の応募(倍率650倍!)があったほど、注目度の高い話題。 オープニングセレモニーにて、久元喜造神戸市長は「スマスイの歴史をしっかり受け継いでいただける事業者を公募しました。途中でコロナや資材高騰があったなか、今日を迎えられたことに感謝します」とあ

神戸駅の誕生から150年!駅前はこれからどんなふうに変わる?

1874(明治7)年5月11日。 新橋~横浜間に次ぐ国内で2番目の路線として、神戸~大阪間の鉄道が開業した日です。 その日から、今日でちょうど150年! 神戸駅で開かれた記念式典・関連イベントの様子を、今後の駅前広場の整備予定とともに、広報戦略部のゴウがお伝えしますね。 記念列車で祝う鉄道開業150周年記念式典には、神戸~大阪間にある神戸市、芦屋市、西宮市、尼崎市の各市長と大阪市北区長がずらりと勢ぞろい。鉄道が「まちとまちをつなぐ」存在であることを、改めて感じます。 来

生まれ変わった神戸ポートタワー、回転展望フロアも健在!

すでにいろんなメディアで報じられていますが、きょう4月26日、リニューアル工事を終えた「神戸ポートタワー」がオープンしました!! 神戸のランドマークで、市民のアイデンティティと言っても過言ではないポートタワー。去年秋、約2年ぶりにその姿が現れたときには、SNS上が「おかえり!」「見えた!」という声であふれていましたよね。 改修工事で何が変わりどんな魅力が加わったのか、広報戦略部ライターのゴウが紹介します。 ポートタワーの基礎知識ポートタワーが完成したのは1963(昭和3

神戸市地下鉄の駅を丸洗い 営業終了後の夜間作業に潜入!

静まりかえる深夜。神戸の地下鉄では、毎日のように駅の「大掃除」をしています。昨年6月から今月までの10カ月を要する事業です。 ちょうど47年前の今日、1977年(昭和52年)3月13日に神戸市営地下鉄は開業しました。 当初は新長田駅から名谷駅まで、たった4駅の路線。その後、延伸を重ねて、神戸の西や北エリアにある住宅地と、三宮など市街地をつなぐ大動脈に成長。2001年に開業した海岸線と2020年に市営化した北神線を加えると、全27駅で毎日30万人近い利用があります。 大掃

六甲アイランドの念願! 神戸ファッションプラザに6年ぶり商業施設

神戸の人工島の一つ、六甲アイランドに住むみなさんは、この日が来るのを首を長くして待っていました。 この宇宙船のような外壁が特徴的な神戸ファッションプラザ。 その商業棟がきょう3月1日、「ROKKO i PARK」として生まれ変わりました! 広報戦略部ライターのゴウがレポートします。 どんなお店が入っているの?神戸ファッションプラザは、この図のように「商業棟」と「ホテル」、美術館や子どもの遊び場など「神戸市の施設」、大きな吹き抜けの「共用部」で構成されています。 今回

【森山未來×神戸市長】三宮が変わるって、じっさいどぉなん?

10月1日に東遊園地で開催された、KOBE AUTUMN FESTIVAL(神戸オータムフェスティバル)。 その中で、 ●神戸出身のダンサー・俳優の森山未來さん ●三宮再整備に携わるランドスケープデザイナーの長濱伸貴さん ●久元喜造市長 のトークイベントがおこなわれました。 森山さんを生で見るのは初めて!とウキウキしながら東遊園地に向かったわたくし、広報戦略部のゴウです。 どんな話が飛び出したんでしょうか……? ダイジェストですが、かなり粒度高く再現してみました。 再

変わると変わらないが入り混じる わたしが育った「垂水」の街

神戸市の西の端にある垂水区。 わたしはここで生まれ育った。 阪神・淡路大震災の後のかすかな記憶。 向かいの淡路島へ伸びていく大きな吊り橋。 それを見届けるための宇宙船みたいな観光タワー(今はもうない)。 謎の人物が眠る前方後円墳に、閉ざされた洋館。 磯風が吹き付ける漁港と、身動きが取れないほど賑わう市場。 丘の上に唐突に現れる巨大な迷路(これももうない)。 「ただの住宅地」「よくあるニュータウン」にはないダイナミックさが垂水にはあった。 でもそれは昔の話。 90年代の頃

ビール片手に「路上」でライブ鑑賞! 奇妙な半地下の空間が三宮にある理由

三宮駅から500メートルほど南に「三宮プラッツ」と呼ばれる半地下の広場があります。コンビニの店内よりやや広め。真っ白のコンクリートに囲まれ、地下におりていく階段の隣はベンチが備わっています。 見上げると、白い外観と鏡を組み合わせた大きな天井(ルーフ)に覆われています。 昨年からここで、音楽ライブ、ビアガーデン、アートイベント、さらに物販の催しが、日替わりで行われています。これを開催するのは、企業や団体、個人など。幅広いジャンルで使われています。 でも、この場所をよく見る

標高750mの絶景シェアオフィス体験記 集中とリラックスの緩急くっきり

いつものパソコンでメールチェックなのに、窓越しに木々が揺れているのを感じる。ふと目線を上げると、かなたに見えるのは、神戸の街と海。 ふぅ、あと少し頑張ったらコーヒーでも淹れよう。 こんな素敵な仕事場にあこがれていました。 なんと、そんな場所があるのです! 最高峰が931メートルの六甲山、その標高750メートルのところにあるシェアオフィス「ROKKONOMAD(ロコノマド)」を紹介します。 なんで山の上にシェアオフィス?六甲山のアクセスの良さと恵まれた自然。ここに創造

シン・東遊園地、サインの明朝フォントの謎に迫る!

神戸市民の心のオアシス、三宮の「東遊園地」。2021年からおこなっていた改修工事が終わり、ことし4月にリニューアルオープンしました。 みなさんは新しくなった東遊園地、行ってみましたか?  「新しくなったと聞いてるけど、何がどう変わったのか、実はよく知らない」「三宮駅前はよく行くけど、あそこまで行かないんだよな~」という方のために、広報戦略部ライターのゴウがポイントをお伝えしますね! ここが新しくなりました!以前は土だった地面を芝生化 なんと言っても、まずはこれでしょう

職住近接の場、名谷駅徒歩ゼロ分に誕生! 子育てしながら働けるの真意

地下鉄・名谷駅の改札から30秒ほどのところに3階建ての新しいビルが開業しました。1-2階はカフェなどの商業施設と地下鉄・バスの定期券売場があり、よくある駅ビルです。 ところが、3階にできたのは「神戸名谷ワークラボ SUMAile(スマイル)」という、新しいタイプの120席のオフィスです。運営するのは、人材サービス会社では国内で最大規模のパーソルテンプスタッフ株式会社です。 きょう、その開所式が行われ、久元喜造市長が出席。民間企業のオフィスのオープニングに自治体のトップが参

【変わる名谷】脱オールドタウン。もっと住みやすいまちに

名谷ってどんなまちか知っていますか? 駅を中心に住宅街が広がる、昔は「ニュータウン」と言われた開発地。 山を切り開いてできた場所だから、自然はたくさん。 小学生のころ航空写真を見て、あまりの緑の多さに「え?こんな山の中に住んどったん?」と思った衝撃は、今でも忘れられません(笑) 都心に住みたい!という人もいるかもしれませんが、「ほどよく便利で、ほどよく田舎」な場所で暮らしたい。 そんな名谷で生まれ育った私の「名谷ぐらし」と、これからの名谷についてお伝えします。 名谷ぐら