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保育つき、無料コワーキングが六甲アイランドに!
2月3日、六甲アイランドの神戸ファッションマートに「あすてっぷコワーキング六甲アイランド」ができましたよー!
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あすてっぷコワーキングって何?
こんにちは、広報戦略部ライターのゴウです。
あすてっぷコワーキング。
この言葉にピンとくる方もいるとは思いますが、聞き慣れない方のほうが、まだまだ多いでしょう。
まずコワーキングは「コワーキングスペース」の略。
場所にしばられない働き方が増えた2010年代後半から各地に生まれた、フリーランスの人やリモートワークで働く人が共同で使う、仕事場・作業スペースのことです。
Co-WorkingとCo(協働)がついているように、ただ作業をするだけでなく、利用者どうしの交流から新たなアイデアやビジネスが生まれることも魅力です。
次にあすてっぷは、神戸市の男女共同参画センターの愛称「あすてっぷKOBE」に由来します。
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でも神戸市内には、三宮や元町を中心にコワーキングはたくさんあります。なぜわざわざ、市が運営する必要があるのでしょう?
実は、一般のコワーキングとは大きく異なる特徴があるんです。
■無料で使えます!
■一時保育があります!(保育も無料。15時まで)
これは……! 嬉しすぎませんか?
一般的なコワーキング利用料は、1時間300~500円ほど。丸1日プランなら1500円などもありますが、これが何度も重なるとチリツモで、子育て世帯にはちょっときついかも。
だったら家でやろう→他のことが目に入る→つい喫緊の家事をやってしまう……の負のループ。
そもそも、保育つきのコワーキングなんて滅多にありません。
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在宅でもできる仕事だけど、集中したい
資格取得やスキルアップのための勉強をしたい
育休中に復帰の準備をしたい
そんな人たちが気軽に利用できるのが、あすてっぷコワーキングです。
もちろん子育て中でない方もOKですが、ここを使えるのは、神戸市内在住・在勤の女性、または子ども連れの男性です。トップ画像の男性は、お子さん連れで来られていましたよ。
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なぜ女性が対象なの?
このジェンダーレスの時代に、あえて「女性対象(お子さん連れは男性もOK)」にするのはなぜなのか、男女共同参画センターに聞いてみました。
神戸市は同規模の都市に比べて、子育て世代の女性の就業率が低いんだそうです。その明確な理由はわかっていないのですが。
だとしたら、「働きたい」「社会とつながりたい」と考える女性が一歩踏み出すステップの一つとして、あすてっぷコワーキングを使ってもらいたい!と女性を対象にしました。
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「こらぁ~!なんで男は使われへんねん!」とクレームが来たりしないのかな……と勝手に心配していた私。
たま~に「なぜ使えないんですか?」との問い合わせはあっても、みなさんお話しすると、納得してくださるのだそうです。
神戸の男性、さすが紳士やわ(心のハートマーク)!
実はすでに3か所め
今回オープンした六甲アイランドのあすてっぷコワーキングは、実は神戸市内で、もう3か所めなんです。
1つめは湊川神社の西側、男女共同参画センター内(最寄り駅:JR神戸駅、高速神戸駅)に2021年にオープンした「あすてっぷコワーキングこうべ」。
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オープンしたところ、市内のけっこう遠くのエリアからもたくさんの利用がありました。
それなら住宅街エリアにも!と、2か所めとして「あすてっぷコワーキング学園都市」を2024年にオープン。
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そして次は「神戸の東部に」と、子どもの多い六甲アイランドにオープンしたわけです。
神戸をもっと子育てしやすい街へ
オープニング式典で久元喜造市長は
「女性の働き方が多様化し、子育てと両立しながら働きたい方が今まで以上に増えるでしょうから、コワーキングを作ることは、取るべき施策の一つではないか」
とあいさつしました。
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式典の後、女性起業家やINAC神戸レオネッサのコーチで元なでしこジャパンの大野忍さんを交えたトークがありました。
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日経「共働き子育てしやすい街ランキング」総合編1位に選ばれた神戸市ですが、もっと子育てしやすい街になれるように……!
ちょっと迷うので行き方を案内
あすてっぷコワーキング六甲アイランド、神戸ファッションマート1階と駅近で便利なのですが、初めてだとちょっと迷うかも……?と思ったので案内しますね。
まず、六甲ライナーの「アイランドセンター駅」を降り、改札を右へ。西出口です。
*ファッションマートです。ヤマダストアーのあるファッションプラザやファッション美術館は反対方向(改札出て左)なのでご注意を!
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KOBE FASHION MARTの入り口(正面よりちょっと右向き)を入ります。
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受付の右奥のエスカレーターを降りて1階へ。
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エスカレーターを降りたら左折。
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左右に店舗のある細い廊下が続きますが、道なりに進みます。
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しばらく歩くと、左手にあすてっぷコワーキングが☆
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無料ですが利用するには登録が必要なので、まずは公式サイトをご確認くださいね。
この記事も式典後、あすてっぷコワーキング六甲アイランドにて執筆。快適だったので、いつもよりスムーズに書けました!
<この記事を書いた人>
ゴウ/広報戦略部 クリエイティブディレクター
神戸市在住のフリーライター。ソーシャル経済メディアNewsPicksや、京阪神エルマガジン社のメディアで活動。神戸市の施策を書いた記事が「わかりやすい」とnoteプロジェクトに召喚され、週1日だけ市役所の「中の人」に。役所ならではの用語や作法に「それ何?」とつっこみながら、どうやって役所のお堅い印象を和らげるか、日々頭をひねっている。
旅とバーとパンダが好き。
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