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六甲アイランドの念願! 神戸ファッションプラザに6年ぶり商業施設

神戸の人工島の一つ、六甲アイランドに住むみなさんは、この日が来るのを首を長くして待っていました。

この宇宙船のような外壁が特徴的な神戸ファッションプラザ。

その商業棟がきょう3月1日、「ROKKO i PARK」として生まれ変わりました!

広報戦略部ライターのゴウがレポートします。


どんなお店が入っているの?

神戸ファッションプラザは、この図のように「商業棟」と「ホテル」、美術館や子どもの遊び場など「神戸市の施設」、大きな吹き抜けの「共用部」で構成されています。

今回、新しくオープンしたのは「商業棟」の部分です。以前は「Rink(リンク)」と呼ばれていましたが、新しい愛称は「ROKKO i PARK(六甲アイパーク)」です。

では、どんなお店が入っているのでしょう?

【3階】ドラッグストア キリン堂

六甲アイランドの住民がとくに熱望したのが、ドラッグストアでした。現在、島内には大きな規模の店はなく、お話を聞かせてくれた方は「これまでは島外で買うことも多かった」とのこと。グンと便利になりますね!

3月中には、KOBE Belle(神戸ベル)のカフェもオープンする予定です。

【4階】ダイソー

いまや生活には欠かせない?100円ショップです。
こんなものまで置いているの?と、ウィンドウショッピングだけでも楽しいですよね。

【5階】ギガファクトリーギア神戸

工具のセレクトショップです。今回私は初めて知ったブランドなのですが、一般のホームセンターにはあまり売っていない、海外製のブランド工具を多く取り扱っています。

DIYや建築、車が好きな人には人気のショップで、3階のドラッグストア、4階の100円均一と同じくらい多くの人が。

今回オープンした神戸店はファクトリーギアの中でも大規模だそうで、この赤い工具箱を買った2人組はなんと昨日、福岡からこのためにやってきたとか!

すごい、島外どころか本州の外からも人を呼び込んでるじゃないですか!

【6・7階】神戸のスポーツ展示

6階、7階はオフィスフロアなので店舗はありませんが、8階へのエスカレーターへ続く回廊に、神戸のスポーツの歴史やゆかりのチームの展示パネルがあります。

【8階】KOBE Super Stadium(神戸スーパースタジアム)

体を動かして遊べる、体験型スポーツ施設です。テレビ番組で見た「SA〇〇KE」や「スト〇ックアウト」のようなアクティビティがたくさんあります!

この日はオープン記念として、元プロ野球選手の糸井嘉男さんが登場!

(人間の)左が糸井さん

生活に根差したお店からワクワクする施設まで、目白押しですね!

すぐそばに子どもの遊び場や美術館

同じファッションプラザ内には、子どもが遊べる「こべっこあそびひろば」や「ふわふわドーム」があります。

そして、神戸ファッション美術館、神戸ゆかりの美術館も隣接しています。
ここでは、3月24日まで、日本最大規模の総合美術展「日展」が開催されていますよ。

今回のROKKO i PARKのオープンで、ますます人の流れが増えそうですね。

しばらく閉鎖されていた商業棟

1997年に開設された、神戸ファッションプラザ。

商業棟には映画館をはじめ色々な施設やお店が入っていましたが、時代とともにテナントの撤退が続き、2018年に商業棟はいったん閉鎖されていました。

そんな中、廃棄物処理や環境事業に取り組む大栄環境株式会社が、2019年に商業棟を取得します。六甲アイランドにある同社の拠点が手狭になっていたという事情に加え、地域に貢献したいという思いが後押ししたそうです。

大栄環境の金子文雄社長はオープン式典のあいさつで、初めはテナント誘致に苦労したことを明かしました。

金子社長

そのとき転機になったのは、神戸市が2021年に「こべっこあそびひろば」と小規模保育園を、2022年に「ふわふわドーム」を設置したことだそうです。

「子どもが集まりだした様子を見て、各テナント業者が関心を示してくれるようになりました」

これに対し久元喜造市長は、大栄環境が六甲アイランドのにぎわい作りに乗り出してくれたことに感謝し、

「ROKKO i PARKに一新されたことで、島外からも人がたくさん来るでしょう。これを六甲アイランド活性化の狼煙(のろし)にしていきたい」と述べました。

官民が一緒になって地域を盛り上げるって、こういうことなんだなぁ!と式典に出席したみなさんの晴れやかな顔を見て感じることができました。

オープン第2弾はスーパーマーケット

ROKKO i PARK、今回オープンしたのは3階より上の部分ですが、1・2階にはスーパーマーケットが入ります!

やってくるのは「ヤマダストアー」。初めて名前を聞く方もいらっしゃるかもしれません。

姫路や高砂を中心に店舗を展開する、ちょっとこだわりの品ぞろえが特徴のスーパーです。兵庫県産のおいしいものを重点的に集めているので、買い物をするだけで自然と「地産地消」になります。

私は何度か利用したことがあって結構ファンなので、「おお!ヤマダストアーが六甲アイランドに入るんや」と、素直にうれしかったですよ。

オープンはGW明けの5月11日です。

しばらく六甲アイランドに行ってなかったな……という方も、これを機にお散歩がてら出かけてみてはいかがでしょうか。

吹き抜けの「サン広場」に飾られた色鮮やかなタペストリー

〈この記事を書いた人〉
ゴウ/広報戦略部 クリエイティブディレクター
神戸市在住のフリーライター。ソーシャル経済メディアNewsPicksや、京阪神エルマガジン社のメディアで活動。神戸市の施策を書いた記事が「わかりやすい」とnoteプロジェクトに召喚され、週1日だけ市役所の「中の人」に。役所ならではの用語や作法に「それ何?」とつっこみながら、どうやって役所のお堅い印象を和らげるか、日々頭をひねっている。
旅とバーとパンダが好き。