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日経ランキング「共働きで子育てしやすい街」関西4位! 評価されたワケ?

昨年末に日本経済新聞に「共働きで子育てしやすい街ランキング」が掲載されました。なんと、神戸市が関西4位、全国でも36位にランクインしました!

私はいま妊娠7カ月。まさにこれから共働きで子育てをやっていくことになります。ですが、じつは神戸市役所で働く女性・働きたい女性を後押しする事業を担当しているのです。

そこで、自分が使う立場になったときに、自分たちがやっていることが本当に役に立っているのかを、あらためて点検してみようと思いました。

就職・再就職へのサポート

まず、先日あった再就職セミナー「自己分析・自己理解について~自分を知り、就活の自己PRに活かそう~」をご紹介します。

平日の午前、20代から60代の女性、31名が神戸駅近くの「あすてっぷKOBE」のセミナー室に。

参加者がペアになってそれぞれの良いところを探り合って発表しました。ところが、 講師の先生が「まじめにコツコツ取り組んだ」は自己PRになりませんよと言うと、はっと驚いた表情の人がたくさん。
ありきたりの説明でなく、自分らしさが伝わらなければ採用担当者の心をつかめないのだと思います。恥ずかしいので、面接は苦手という方も多いですが、チョットしたコツならこのセミナーで十分に学べます。

セミナーは、ほかにもコミュニケーション術や時間管理、ストレスマネジメントなどさまざまなテーマでやっています。ワードやエクセルの教室、ウェブページ編集などの講座もあります。

しかも、生後6ヵ月からのお子さんを一時保育で預けられるので、セミナーに集中できます。しかも、受講料も一時保育も無料なのです!

また、キャリアカウンセラーに1対1で相談ができるキャリア相談も人気があります。
転職すべきかのお悩みや、どうやって再就職をするのかだけでなく、キャリアアップに向けたアドバイスや育休復帰時の不安のご相談などもできます。今年は3人の女性のキャリアカウンセラーさんが対応しています。みなさん素敵な方ですよ!

オンラインでの相談も可能

子どもを無料で預けられるコワーキング

地下鉄大倉山駅から歩いて3分、JR神戸駅から7分、湊川神社西側の「あすてっぷKOBE」のなかに無料で使えるコワーキングスペースがあります。

ここのウリは、なんと言っても無料の一時保育!!

コワーキングで作業したり、セミナーを受けたりするときは、保育スタッフが別室でお子さんをお預かりしています。お子さんと一緒でもいいのですが、やっぱり子どもが近くにいると邪魔されてしまいますよね。

生後 6カ月から預けられます。なので、育休中のリスキリングで保育所の入所前に使う人も多いです。同じ建物に子どもがいるので、はじめての託児でも安心できますね。

キッズスペース、ウェブ会議ができる個室型ワークブース、遮音ブース、無料Wi-Fi、電源、パソコン・モニター貸出、プリント設備、お湯サービスがあります。授乳室も別室であります。

お勤めの人がテレワークをしたり、フリーランスの仕事をしたり、就職準備、資格勉強など、さまざまな作業をしています。パソコン貸出も無料なので、家にパソコンがなくても、ここで履歴書を作って、オンラインで面接や研修を受ける人もいます。

そして、お昼の時間になるとお食事もOK。子どもたちが戻ってくるので、ワーキングスぺースはお祭りのようです。女性の利用者が多いのが実情ですが、子ども連れの男性も使っています。

それでは、コワーキングを利用されている人のナマの声をご紹介します。

教育研究関係の仕事で育休中の30代女性:
育児休業からの復帰の準備と自己啓発にと思い利用しています。家ではまったく自分の時間も取れず、考えもまとまりませんが、ここへ来ると前向きに仕事復帰への準備ができますね。一時保育が特にありがたいです。

フリーランスの仕事をする30代女性:
ウェブの勉強や、起業の準備に使っています。無料のコワーキングがあると知り、びっくり。設備が充実していてありがたいです。明るく清潔な雰囲気で居心地がいいです。子連れOKなコワーキングはめずらしいので、このような施設があり母親として心強いです。

いかがでしたか? この記事のために現場の取材もしたのですが、働きたい女性や仕事と家庭を両立したい夫婦が望む働き方ができるよう、神戸市が応援しているように感じました。私もぜひ使ってみたいです!

日経の「共働きで子育てしやすい街」でのランキングが上がるのはうれしいのですが、そんなことより、みなさんから神戸って共働きでも子育てしやすいよね、と言ってもらえるようになればと思っています!

<この記事を書いたひと>
スギヤマ/企画調整局企画調整課
大学進学をきっかけに神戸に住むようになった。なので、神戸市役所で幅をきかせている「神戸弁」といわれる、神戸ならではの発音のイントネーションが身につかないことを地味に気にしている。
さらに子育てでは、男らしさや女らしさを押し付けないようにするにはどうすべきかを早くも考え中だという。努力家であることは間違いない。

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