神戸・摩耶山で気軽にキャンプできるようになりました!
摩耶山にある、神戸市立自然の家。
子ども時代を神戸やその近郊で過ごした人なら、一度は利用したことがあるかもしれません(私も30年前に……)。
もともと学校や団体のみが利用できる施設だったので、小学生の時に泊まったきり存在を忘れていて、むしろ「まだあったんや!」と驚いたくらいなのですが。
その自然の家が、個人でも日帰りでも気軽に利用できる神戸市立自然の家「そうぞうのすみか」として生まれ変わりました!
オープンはこの週末、4月13日です。
どんなふうに変わったのか? 広報戦略部ライターのゴウがお届けします。
何がどんなふうに変わったの?
1973(昭和48)年に開設して以来、50年以上の歴史をもつ自然の家。施設が古くなってきたからキレイにせねば!という理由はもちろんですが、今回のリニューアルの大きな目玉は、冒頭でもお伝えしたように
個人での利用ができるようになったことです。
一つずつお見せしますね。
■湖の見えるカフェを新設
自然の家といえば、冒頭の写真のような宿泊棟やグランドが思い浮かびますが、グランドを出て道路を渡った先に、穂高湖という人工湖があることをご存じでしたか?
そこに切妻屋根のカフェ「シェールミエール」を新設。
店内からガラス越しに湖とシェール槍(向こうの山)が見えるのが自慢です。
フードはテイクアウト形式にして、湖畔で食べることもできます。ハイキング途中や六甲山牧場の帰りに、ふらりと立ち寄ってみてくださいね。
■車でキャンプできるオートサイトも
以前からテントサイトはあったのですが、そのスペースを大きく拡充(16区画→57区画!)。自家用車を停められて電源設備のあるオートサイトも新設されました!
オートサイトの予約、土日はすでに結構埋まっているそうなので、早めのチェックをお勧めします!
オートじゃない普通のテントサイトや、テントを持っていない人向けの手ぶらプランもありますよ。
■宿泊棟「摩耶施設」がキレイに
そして、おなじみの宿泊棟「摩耶施設」。内装を中心に、かなりキレイになりました。
団体利用の際に子どもたちが使う相部屋は「ドミトリールーム」。昭和レトロな味のある木枠の2段ベッドはそのままに、カーペットや照明を改修。
バックパッカーなどがホステルとして利用することも考え、ベッドにはプライバシーを考慮してカーテンをつけ、枕元には充電用のコンセントも。
団体利用で引率者が泊まる部屋は「ツインルーム」。デスクスペースができて使いやすくなりました。
バリアフリーに配慮したトイレや椅子の昇降機もあります。
スマホを置いて自然体験を
オープンに先立ち、4月11日におこなわれたオープニングセレモニー。久元喜造市長は
「今、山に登りたい、ゆったり山の雰囲気を味わいたいというニーズが高まっている。インバウンドも含めて多くの方に、神戸の山を楽しんでいただきたい」
「とくに子どもたちには、スマホにかじりつくのをやめて、のびのびと身体を動かして五感を研ぎ澄ませてもらいたい」
とあいさつしました。
ちなみに私の携帯電話(ドコモ)は圏外になっていたので、デジタルデトックスにもぴったりかもしれません(笑)。
*宿泊施設にはWi-Fiがありますのでご安心を。
この日は、六甲山小学校の子どもたちがやってきて、穂高湖でのカヌーやアーチェリーなどのアクティビティを体験していました。
お手頃料金&日帰りイベントもたくさん
この施設、利用料がとってもお手頃なんです!
宿泊棟のドミトリールームの素泊まりなら、繁忙期は4800円ですが、それ以外の時期は2800円!
ワーケーションとか、日常の喧騒から逃れたいけど遠出はできない時にちょうどいいかも……。
キャンプ場(テントサイト)の料金表はこちらです。
また、アートや工作のワークショップやマルシェなど、単発のイベントもたくさん開催されます。そうしたものから参加するのもいいかもしれませんね。Instagramで随時お知らせしています。
交通アクセスですが、マイカーのない人も安心してくださいね。六甲ケーブル山上駅などから、施設の目の前までバスが出ていますよ!
もちろん、山の麓から登山してもいいですけどね(笑)!!
今日セレモニーを取材しているとき、山の空気や鳥の鳴き声が心身に染みわたってくるようでした。「山の中って、こんなに気持ちよかったっけ?」って。今は新緑の時期だからとくに、でしょうね。
「そのうち……」と思っているうちに暑すぎる夏が来てしまうので、季節のいいうちに足を運んでみてくださいね!
ふだんフリーライターの私は比較的どこでも仕事ができるので、真剣にドミトリーに宿泊できる日を検討し始めました。
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