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神戸の夜道がグンと明るく!三宮に架かる3つの歩道橋をライトアップ

神戸の夜道は暗い。女性が一人で歩くにはちょっと怖いと感じることも。そんな声が、ずーっと前から寄せられていました。

本来、夜は暗いものとはいえ、20時をすぎて三宮の南側を歩いていると「これが150万人都市⁉」と思うほど静まり返り、心細さを感じることもあります。

そんなときに、進む道を照らしてくれる明かりがあるだけでホッとします。

フラワーロード沿いにある縦長のランプたち

神戸市のお財布事情もあるので一気に!とはいきませんが、毎年少しずつ外灯やライトアップされる場所が増えているのを感じ、じんわりうれしい気持ちになっていました。

街路樹もさりげなくライトアップされています

そして今日、新たなライトアップ場所が4か所も加わったんです!

どこがどんなふうに明るくなったのか、広報戦略部ライターのゴウがお伝えします。


三宮をつなぐ3つの橋

ライトアップされたのは、以下の4か所です。

■三宮中央歩道橋(神戸マルイ前)

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■三宮歩道橋(神戸阪急前)

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■三宮東歩道橋(ミント神戸前)

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■JR三ノ宮新駅ビル工事仮囲い

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すごく明るくなりましたね!温かみのある色がやさしい……。

神戸ライトアップのルールとは

きょう9月11日におこなわれたライトアップ点灯式典で、久元喜造市長は

「バスターミナルやJRの新駅ビル、(歩行者が主役になる)クロススクエアが完成すると三宮駅前の姿が大きく変わりますが、それまでの間にも景観をよりよくしたいと、3本の歩道橋と工事の仮囲いをライトアップすることにしました」とあいさつ。

照明のデザインを担当したのは、ライトアップデザイナーの長町志穂さんです。

「神戸市は、全国の都市の中でもいち早く夜間景観の実施計画をつくり、10年以上にわたり取り組みを進めています。これはどこの街でもやっているわけではありません」

「神戸市のライティングには、(今回だけでなく)明かりの色と温度を、心が落ち着き品格のある、温かい電球色に統一するというルールがあるんです」

と、私たちも把握していなかった神戸市のコンセプトを解説してくださいました。

これまで、3歩道橋が季節限定でライトアップされることはありましたが、これからはこの明るさが神戸の日常になります。

なんだかようやく「神戸らしい神戸」になってきたな、と私は感じました。

三宮再整備、今後のざっくりスケジュール

お気づきかと思いますが、今回の歩道橋ライトアップも都心・三宮再整備事業の一環です。

いろんなところで工事が同時進行でおこなわれているので、整備の全体像が見えにくいなーというのが、市民としての本音ではないでしょうか。

というわけで、主だったものだけになりますが、これからのざっくり整備スケジュールをお伝えします。

■2027年度 完成予定 新バスターミナルⅠ期ビル

雲井通5丁目の、旧中央区役所あたりに建つビルです。低層部にはバスターミナル、ビルの中にはホールや図書館が入る予定です。

■2028年度ごろ 完成予定 神戸市役所2号館

建設に向けた準備を進めている2号館。高層ビルで上層階にはホテルが入るニュースが目立ちますが、市民が交流のために利用できるスペースもできるそうですよ!

■2029年度 完成予定 (仮称)JR三ノ宮新駅ビル

JR西日本による地上30階建ての駅ビルで、商業施設やホテルも入る予定です。

■2029年度 完成予定 三宮クロススクエア

JRの新駅ビル完成と同時期に、三宮交差点を東西に走る道路を10車線から6車線に減らし、人が歩いて楽しい「三宮クロススクエア」として整備します。

現況
2029年度のイメージ

2030年には、再整備事業がひとまず落ち着く感じですね。ことしの春に公開した、この動画のようなまちになるんだな……と楽しみです。

まずは、今日からライトアップされた歩道橋や仮囲いが、お仕事帰りで疲れたみなさんの心を少しでもほっこりさせるものでありますように。

<この記事を書いた人>
ゴウ/広報戦略部 クリエイティブディレクター
神戸市在住のフリーライター。ソーシャル経済メディアNewsPicksや、京阪神エルマガジン社のメディアで活動。神戸市の施策を書いた記事が「わかりやすい」とnoteプロジェクトに召喚され、週1日だけ市役所の「中の人」に。役所ならではの用語や作法に「それ何?」とつっこみながら、どうやって役所のお堅い印象を和らげるか、日々頭をひねっている。
旅とバーとパンダが好き。

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